野菜が嫌いで食べようとしません。どうしたらよいですか?
小さく刻んだり、別の食べ物に混ぜ込んだり、調理形態を工夫してみましょう。
また、大人がおいしそうに食べる姿を見せ、自分も食べてみようとする気持ちをもたせましょう。嫌がるときには無理強いはせず、食べる楽しさを大切にしましょう。
ことばが時々つかえます。どう対応すればよいでしょうか。
ことばの発達がめざましい2~3歳頃よくみられますが、その後も続く場合は、子どもの周囲で何か変ったことがないか考えてみてください(例えば、小学校でクラス替えがあった、弟や妹が生まれたなど)。
子どもは自分が感じている不安や緊張、不満の気持ちをことばで表現することが難しいときにことばがつかえることがあります。
また、相手の気持ちを思いやって自分の気持ちを表現できなかったり、兄弟間の葛藤が原因であることもあります。あまりことばそのものにとらわれて注意を促すより、ゆっくりと聴く姿勢を示し、安心した雰囲気で自分の気持ちを表現できるよう配慮することが大切です。
ただし、長引いたり、ひどくなるような場合には、言語聴覚士のいる病院や専門機関に相談してください。
おねしょが毎晩続くので困っています。
お子さん自身が情けない気持ちになっているので、嫌な顔をしたり、叱ったりしないでください。ただ、泊りがけの学校行事も始まるので、それまでに身体的な病気がないかどうかを病院で相談しましょう。身体的に問題がない場合は心因性の可能性が高いと考えられますので、何かストレスとなるような背景はないか考えてみましょう。
大切なのは「また、おねしょしたらどうしよう・・」という子どもの不安な気持ちを減らしてあげることです。おねしょは必ずなくなっていきます。気楽に関わっていきましょう。
汚い言葉を使います。やめさせたいのですが・・・
汚い言葉を使うと、親が「だめよ」と反応して必ずこちらを見てくれるので、それがおもしろくて言っているという面があります。
「言っちゃダメ」と怒るのではなく、「お母さんはそういう言葉好きじゃないな」「そう言われると悲しくなるから、あまり言わないでほしいな」などと情に訴えると、「大好きなお母さんを悲しませたくないから言わないようにしよう」と、だんだん言わなくなることも。
また、4歳くらいになって、自分で「そういう言葉を言うのは恥ずかしい」と思うようになれば、自然に言わなくなることもあります。
「学校が楽しくない」といっています。どうすればいいでしょうか?
子どもに理由を聞いて、子どもと一緒に問題の解決法を考え、子供を励ましましょう。担任の先生に学校での様子を伺い、相談することも必要です。
むやみに学校を休むのはよい方法だとはいえませんが、両親の励ましを受けてもどうしても登校したがらない時は、「今は、学校には行けない」という子どもからのメッセージです。
子どもの心と体のバランスを回復するまでの休養期間と考えましょう。そうすれば子ども自身から「学校に行く!」という発言が自然に出ることもあるでしょう。
ただし、休みが長引くようであれば、子どもの言葉や行動の意味を理解するため、スクールカウンセラー等専門機関に相談し、子どもの心の状態に応じた対応が必要です。
当財団の理事、大久保裕美がママたちの悩みを解決します!
育児に関する悩みは、子どもの食事のこと、兄弟姉妹とのこと、子どもの体のこと、家庭・家族のことetc.と様々です。
大学での講師としての経験と、今まで色々な施設、病院などで多くの保護者へアドバイスをしてきた実践豊富な経験を活かして、皆さんの育児を応援します。
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